IKEAの「ThisAbles」プロジェクトは、2019年、イスラエルIKEAがやったプロジェクトです。ですから、日本のIKEAでも実施しているか判らないのですが、なかなか興味深いプロジェクトです。
身体障害者がQOLを上げる為に、３Dプリンターを利用して個々の特性に合わせて支援機能を追加するプロジェクトです。このような手軽に、しかし重要な支援をするのはすごい事です。
YouTubeを見てみると解るように、補助・支援するために意外にシンプルな道具を３Dプリンターで作っています。何でもそうですが、出来上がったモノを見て「そんなの簡単だ！」と思っているかもしれません。しかし、こんな事と思う事が、今まで出来なかったのです。私も含めて、意外に簡単に出来る事が社会にはいっぱいあるのかもしれませんし、知っていてもやらない人が多いのです。この「ThisAbles」プロジェクトが、IKEAイスラエルで実施されている事も注目する事です。イスラエルは、起業家が非常に多い国でもあります。アイデアを事業化させる仕組み・支援・風土があるのでしょうか？日本では起業する方が少ないと言われていますが、起業する人に対して否定的なアドバイスをしたり、支援体制に何か問題があると思います。結局、新たな事業を起こす人がいなければ、日本という社会が停滞してしまいます。
株式会社キコナスでは、このような素晴らしいプロジェクトには足元にも及びませんが、身体障害者・高齢者にも使いやすい家具を提供したいと思いプロジェクトを進めています。ほんの一部の人にしか、プロジェクトの内容を伝えていませんが、もう少しで具現化できると思いますので今しばらくお待ち下さい。
