先日発売された『Fobes JAPAN』2020年10月号に、私が尊敬している人が載っています。今月のFobes JAPANは、スポーツビジネスをメインに構成されています。サブタイトルで”ビジネスアイデアでスポーツを面白く”となっています。記事には、フェンシングを一躍人気スポーツに押し上げた太田雄貴さん。太田さんは現在、日本フェンシング協会会長になられて、フェンシングをもう一段レベルを上げる活動をされています。そのような方々の記事の中に、私が尊敬している人は載っています。
その人は、パラスポーツの魅力を伝える伝道師、伊藤数子さんです。伊藤さんは、NPO法人STANDを設立し、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会顧問もやられています。伊藤さんと私が出会ったのは、今から15年程前です。私が前職を辞めて福祉関係の勉強をしていた時、障害者スポーツのポータルサイトを立ち上げていた時、訥言、メールが来て「会いたいのですが、いいですか?」というのです。そして、静岡にある自宅まで訪ねてきました。
あの時の伊藤さんの行動力にはびっくりしました。そして、障害者スポーツの現状・将来について話合いました。
記事の冒頭に「障害者を晒し者にしてどうするつもりだ!」と罵声を浴びたと書かれているように、当時、パラスポーツは徐々に活発になってきましたが、まだまだの状態でした。当事者よりも、廻りの人達が隠すというと言い過ぎかもしれませんが、そのような感じでした。私が作った障害者スポーツのポータルサイトも、チームのホームページが少なく、そもそも競技団体のホームページが無いものもありました。そのような中で、伊藤さんと、その会社の人たちは、積極的に活動を行っていき社会へアピールしたり、移動もままならない当事者たちが、試合を見れるように携帯を使って中継をしたりもしました。今のリモートライブを、ずっと前からやられていていました。時代がやっと追いついてきた感じです。
今回の東京オリンピック・パラリンピックが延期されて、非常に資金的・人的に厳しい状況でも活発に行動されています。私は、伊藤さんを見習って、会いたいと思った人には、直ぐに連絡を取り行動するようにしています。遠慮なんかしません。会えるのは、「神様が会え!」と言っていると思っています。
私も、まだ起業したばかりで伊藤さんの足元にも及びませんが、再び伊藤さんと会ってパラスポーツ・ビジネスについて話し合ってみたいです。